私の声は届かない
小さい頃、すごくショックなことがありました
母と母の友人が私の目の前で楽しそうに話しをしていました
それをみた私は急に危機感を覚えました
『私の存在はこの人たちには見えてないんじゃないか?』
なんだか、そのにいるのに、誰にも認識されてないような、
存在してないような強烈な不安定な感覚。
お母さん、気付いて
こっちみて
私不安だよ
こっちみてよ!
でも、こんなこと言ってもお母さんわかってくれないだろうな
わかってもらえなかったらもっとショックだから
時が過ぎるのを待とう
黙って時が過ぎるのを待とう
耐えるんだ
それがものごころついた時のはじめてのショックな記憶でした。
あの強烈な不安感はなんだったんだろうなと今でも思います。
その体験をキッカケに、何かあれば耐えることが多くなりました。
周りを観察することも増えました。
表現できない不自由さを無意識に蓄積するようになりました。